企画展「白いうつわ」展示レポート

KIHARA TOKYO では、2019年8月3日(土) ~ 9月1日(日)まで、企画展「白いうつわ」を開催しました。

企画展「白いうつわ」

ひとくちに「白いうつわ」と言っても、釉薬の種類や施す技法により異なる風合い、形状から受ける印象の違いなど、さまざまな「白」の表情があります。

今回は、約90種類におよぶKIHARAの白いうつわを一堂に集め、シリーズに関係なく、自分の目で見て触って「白」の違いを楽しんでいただける展示を目指しました。

企画展「白いうつわ」

肥前地区で主に用いられる石灰釉による、程よい透明感とうっすらと青味を感じる白。
初期の古伊万里が持つ雰囲気を再現した素朴で温かみのある白や、イスノキの灰を混合したゆす灰釉の、独特な透明感ととろっとした雰囲気の白。
人気のマット釉薬も、ざぶ掛けとスプレー吹きでは微妙なテクスチャーが異なります。

企画展では、こうした白の違いの説明とともに商品を展示。

比べることで改めて感じる「白」の奥深さを感じていただけたのではないでしょうか?

真夏の日差しが眩しい8月の会期中、足をお運びいただきました皆様、ありがとうございました。

秋の企画展はしっとりと「飯碗50選」を開催中です。